ガッキーを目指すアラフォーおかんのブログ@3人目妊娠中

夫が好きすぎるアラフォー主婦。現在3人目妊娠中です。

夫の腸を調教したい嫁の話

夫はひどい便秘症だ。付き合い始めの時は、毎食後にマグミットを飲んでいて、それでも1週間便が出ない時もあると聞いて、快便女王の私は度肝を抜かれた。私は毎日1回、多い時は2回便が出るので、1週間も便を腹の中に溜め込む生活なんて、想像もつかない。たまに旅先で便が出なくなることがあり、たった1日出ないだけでも、腹の中が気持ち悪くて仕方がないため、1週間も便が出ないなんて、さぞかし不快だろう。

 

それからというもの、私の頭の中は夫の排泄事情が大半を占めるようになった。夫は仕事が忙しく、元々不規則な食生活をしていたため、「とにかく規則正しい食生活、1日3食食べさせる、必ずサラダを食べさせる」をモットーに、せっせとお弁当を作り、夕飯にこれでもかというほど野菜を食べさせる日々だった。それに加えて、ヨーグルトやビオフェルミンなどの乳酸菌をこまめに摂取してもらった。夫の便を気にしすぎるあまり、いつの間にか夫から「さっきうんち出た」とわざわざLINEで報告が入るようになった。

その甲斐あって、夫は毎食後にマグミットを飲まなくても、2〜3日に1回は便が出るようになり、いつの間にか私も「最近うんち出てる?」と夫に聞かなくなった。食生活を改善すれば便が出ると分かったので、安心したのである。

 

 

それが、最近になって、またもや「1週間以上便が出ない」ということが増えたらしい。マグミットこそ内服していないとはいえ、1日1〜2回大建中湯を飲み、それでなんとか1週間に1回便が出ている程度と言うのである。もちろん、食生活も野菜多めを継続しており、この春からは徒歩通勤することも増え、ほとんど毎日1万歩以上歩いている。ここ最近で変わったことといえば、仕事が少し不規則になり、休息時間が思うように取れなくなったことくらいで、そのストレスは多少関係しているかもしれないが、夫が再び便秘で悩まされているなど、快便女王の嫁はかなり屈辱的である。そんなわけで、これまで以上に夫の便秘に配慮した食生活を心がけるようにした。

 

しかし、いくら野菜を多めに食べさせても、ヨーグルトを出しても、パイナップルを食べさせても、雑穀米を食べさせても、夫の便は出ない。仕方なく、「夫の便秘がひどい」とインスタに書き込んだところ、とあるコメントがついた。

 

「水溶性食物繊維を多く食べさせると良いと思います」

 

すい、よう、せい・・・?食物繊維にそんな分類があるなんて、調べたこともなかったぞ!

私は自分の無知を痛感した。快便女王の座に胡座をかき、「繊維質多めのものを食べさせておけば良い」と、便秘に対する知識を深めようとしなかった、自分の傲慢さを恥じた。

 

水溶性食物繊維とは、その名の通り、水に溶ける食物繊維のことである。一般的に、サラダといって想像するものは、レタスやキャベツなどの葉物に、ブロッコリーやきゅうり、トマトなどが添えてある、いわゆるグリーンサラダであるように思うが、これらには不溶性食物繊維が多く含まれている。思い返してみれば、私が夫に作るサラダも、ほとんどがこのグリーンサラダで、レタス・ブロッコリースプラウト・れんこん・かぼちゃ・ラディッシュ・パプリカをふんだんに入れて、「よし、これで便が出る!」と息巻いていた。水溶性食物繊維が圧倒的に足りていないことなど、全く知る由もなかったのである。

 

そもそも便秘にも色々な種類があり、詳細はぜひこのHPを見ていただきたい。

www.japha.jp

 

これまで私は、夫の便秘は腸の動きが鈍くなる、いわゆる「弛緩性便秘」であると思っていたが、実はストレスからくる「痙攣性便秘」だったのかもしれない。夫はかなりストレスに弱い人間だと思っているし、彼自身も「俺はストレスに弱い。絶対にトマちゃんより弱い」と常に言っている。最近大きく環境が変わり、社会人から大学院生にジョブチェンジもし、ついでに起業もしたため、今まで以上に忙しくしている。1週間のうち、自宅のベッドで眠れるのは2〜3日程度で、不規則な生活リズムで日々過ごしている。

夫が痙攣性便秘なのだとしたら、私が今まで大量に与えていた不溶性食物繊維は、まるで鞭のようなもので、ピクピク痙攣中の腸管に「ほら、動け動け!」とパンパンに膨らむまで餌をやり続けていたのである。快便女王に鞭で毎日いたぶられる夫の腸は、さぞかし辛かったであろう。

 

夫に必要なのは、鞭ではない。疲れ切った腸を優しく柔らかく包み込むような、ねっとりとしたローション(=水溶性食物繊維)だったのである。(なんか、言い回しが独特w)

 

 

というわけで、最近は毎日のように、夫にねばねば食材を食べさせている。夫がお気に入りのメニューは、納豆に山芋・オクラ・卵黄・サーモンのぶつ切りを乗せ、ごま油とだし醤油をかけて食べる「怪力納豆」なのだが、これを3日に1回は出す。冷奴に大根おろしと、手作りなめ茸なめことえのきで作る)をかけたやつは、できるだけ毎日出すようにしている。スーパーで湯通しワカメを買う頻度が格段に増え、サラダに乗せたりお味噌汁に入れたりしているし、最近値上がりしたアボカド(前まで98円とかだったよね?最近198円とかなんだけど!)も財布と相談しながら、できるだけ買うようにしている。

 

しかし、これまで以上に「ねえ、うんち出てる?」と聞く頻度が増え、ついに夫から「トマちゃんにうんち出た?って聞かれるのが、最近プレッシャーなんやけど」と、苦情を出されてしまった。

ストレス耐性がほぼ皆無の夫にとっては、快便女王の排便確認すらストレスに感じるらしいので、これからは陰ながら夫の便を見守っていくしかない。それでも、「今日うんち出たよ」といまだに毎回律儀に報告してくれるあたり、女王の腸教はまずまずうまくいっているようである。

 

夫とゲームをしてみたら②


夫に怒られながらゲームをした苦い経験を踏まえ、2回目のゲーム戦を申し込んでみた。

  

kawaiiyomeninaru.hatenablog.com

 

「今日はゼルダせえへん?FFもいいよ」

ゼルダ?懐かしいな。俺、風のオカリナやったらしたことあるわ。FFⅥか〜!俺はⅩ派やからな。あれは祈り子の夢で実際はティーダは存在していなくて召喚獣もなんちゃらかんちゃら」

 

おお、なんだかよくわからないが、ちょっと食いついてきたぞ。なんでもいいから、やろうやろう。

イソイソとゲーム機を接続し、夫がビールを片手にやってくるのを待つ。子供のおやつに買っておいたプリッツを2袋拝借し、自分用のハイボールを冷蔵庫から出したら、長い夜の始まりだ。

 

前回夫の短気さに懲りたので、今日は短気な夫でも楽しめるゲームをやろう。これ以上ゲームに関する嫌な思い出が増えたら、もう金輪際夫とゲームをしたくなくなってしまう。せっかく夫婦で一緒に楽しめるように買ったニンテンドークラシックなのに、たった2回でお蔵入りになるなんて、悲しすぎる。いくらポイントで3000円程度で買えたとはいえ、そんなものに無駄使いするくらいなら、ピエールマルコリーニでも1箱買っておけばよかったと、死ぬまで後悔する。

今日こそ楽しい夜にするぞ!この短気な男にはRPこそぴったりだと、早速ゼルダかFFをやろうとソフトを選んでいたら、夫が「あ」と声を上げた。

 

「ストリートファーターあるやん」

 

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えー、せっかくの考察が無駄になったようで、なんだかかなり不本意。でも、せっかく夫が興味を示したのだから、ここは「ちゃうやん、今日はゼルダかFFやろう言うたやん」と言いたい気持ちをグッと堪えて、仕方なく夫に付き合うことにした。

 

ストリートファイターに関しては、特段大した思い出がない。中学生の頃、友達に「トマちゃんって、チュンリーっぽい動きするよね」と言われて、何も知らない私は「そうなのか、私はチュンリーっぽいのか」と素直に受け止め、いつしかよくわからないままに「チュンリーに似ているらしい」と自分で言うようになっていた。その後実際チュンリーの画像を見て、キリリとした端正な顔立ちはともかく、とんでもなくムキムキの手足にびっくりして、「え?チュンリーっぽいって、筋肉質って言いたいの?」と戸惑いを覚え、しかもその頃には「自分がチュンリーに似ている」とクラスメイト中に豪語していたため、後日『あなたの印象』という無慈悲な道徳の授業で、クラスメイト全員に自分のことを紙に書かれるという、とんでもない時間があったのだが、その中に「そんなにムキムキじゃないと思います」と、慰めとも哀れみとも取れるコメントがあって、無性に恥ずかしかったのを覚えている。ストリートファイターに関する思い出といえば、本当にそれくらいしかない。

 

と、なんだかよく分からない思い出に浸りながらも、一応キャラクターはチュンリーを選び続け、夫とストリートファイターをすること30分。当然、私は連続技など知らないし、何を押せばどう動くのかも知らないので、全くの初心者である。そのため、私のチュンリーは夫にボコられ、投げ飛ばされ、泣かされ続けていた。

終始フロアでダウンしている私のチュンリーを見て、ははははははー!また俺の勝ちやわ!!」「どうや!!可愛い女子をいたぶる、おっさんの図や!!!」と、未だかつてないテンションで高笑いする夫に、やや恐怖を覚えた夜であった。

 

・・・忘れていたが、夫はドSだった。仮想空間とはいえ、サディスティックな時間が楽しめるという点では、夫的にはかなり満足したようだ。前回のマリオとは打って変わって楽しげな夫の姿に、「思ってたのと、なんか違う・・・」と、またもや悶々とする日々である。

 

 

※夫は普段は荷物を持ってくれたり、道路側を歩いてくれたりと、とても紳士的で優しいので、ご安心ください。

 

ガッキー、結婚おめでとう

4月29日にこのブログを立ち上げて早々、まさか、こんなタイミングでガッキーが結婚することになろうとは。しかも、まさかの逃げ恥婚とは。

 

私がこのニュースを知ったのは、キッチンで味噌汁を作っていた時だが、その時夫は調子の悪いスキャナーと格闘していた。

 

「えっ!なあ!ニュース見た!?」

 

興奮して尋ねると、夫は何もまだ何も知らないようで、呑気な声で返事した。

 

「何?大谷の14号?」

「ちゃうやん!あかんわ、こんなん私の口から言われへんわ」

「なんなん、そんなビックリすることなん?ああ、あれやろ、田村正和やろ」

「(なんでこのタイミングで田村正和・・・)」

 

めんどくさそうにMacbookを開いた夫だが、Yahoo!のトップニュースを見て、しばらく静止した。

 

 

「あぁぁぁっ!!!そ・・・っ!」

 

一瞬で卒倒しそうにのけぞった直後、すぐに気持ちを立て直し、瞳孔が開く勢いで目をかっ開いて、大きく息を吸う夫。

 

「・・・いっ、いや、いや!ええねん!俺はええねん!ガッキーが、変な男と結婚することに比べたら!俺は本望や!いや、違うで!ほんま、俺、よかったって思ってるから!」

 

おそらく、体中の毛穴から脂汗を噴き出しながら、必死に捲し立てる夫の姿が、少しあわれだった。そして、最後に絞り出すように出した言葉が、「なぁ・・・逃げ恥のBlu-ray、買わせてくれよ・・・」だった。

 

ちなみに、逃げ恥のBlu-rayに関しては、とある条件をクリアすれば買っていいということになっているので、答えは「No」である。

 

兎にも角にも、ガッキー、おめでとう。あなたもとうとう人妻なのね。これからも、目指していこうと思うので、ますます輝いて欲しいと思っています。かしこ。